2011年3月14日

春の便り

東北関東大震災が発生してから5日が経ちました。
北米でも各ニュースチャンネルは特番を組んで1日中悲惨な様子が
報道されています。

連日”大震災”のニュースでもちきりで、これだけ報道が続くとさすがに気分が
滅入りますが、でも被災地で不安でいらっしゃる方や津波で全てを失った方々の
事を考えると、こういうニュースはちゃんと見ておかないといけないと思います。
日本列島が2.4mも動いてしまうほどの地盤変動ですからすごい事だと思います。

私は幸い知り合いや親族、お友達は関東か関西方面の方が多いので、
まだ被災された等のお知らせは無いのですが、報道を見る限り悲惨な状況で
気持ちが休まりません。
普通でしたら海外に居て難を逃れたことに感謝し、今自分に出来る事に
専念するべきなのでしょうがなぜかそういう気持ちになれずにいます。
でもそれは私のエゴでしかないのかもしれません、実際に苦しんでいるのは
日本の方々なのですから。

そんな最中、”パイナップル・チキン”を教えてくれた日本のMちゃんから
素敵な小包が届きました。
中はこんな感じです↓




ちょっと早い春の便り・・・

ピンクと桜がいっぱいで

気持ちが優しくなります。









実はこの小包は丁度大地震のあったバンクーバー時間10日(木)に届いて
ブログにアップしようと思ったいたら地震災害が発生し、とてもブログを
書く気持ちにはなれませんでした。

でも折角届いた春をないがしろにせず、Mちゃんの配慮を無駄にしないよう
ここに記して置くべきだと思いました。
彼女とは中学の時からの大親友で、幸い東京に住んでいますので大被害には
巻き込まれていないとは言え、毎日不安や混乱の中で暮らすのは大変です。





素敵な春の品々、そして和三本の干菓子。
実は日本に居た頃は裏千家のお茶を習っていて、
濃い茶と和三本が大好きでした。 
最近お抹茶を頂く事は少ないけれど和三本の味は
私には思い出が詰まった贅沢な日本の味です。





日本の繊細な

アートワークは

見事です。









干菓子はその見た目の美しさ、手作業の素晴らしさを感じながら
それを口の中で味わってしまうという儚さも魅力かもしれません。

本当は今困難の中に居る日本の方々にこちらが春の穏やかな風を
届けたいのに、私が受け取ってしまいました。
Mちゃん本当にいつもありがとう。

そして一瞬のうちにこの世を去ってしまった方々の魂と
今苦しみの中に居る方々の心に光がありますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿